トレーナーはあらゆるトレーニングの冒頭で「前、後ろ、前、後ろ」でリズムを取るように指示してくる。4 拍のうち奇数拍で前、偶数拍で後ろ、となるわけだ。
- 前
- 後ろ
- 前
- 後ろ
ところが実際にはこれがキープできない。その壁はゲームを始めてすぐにやってくる。
例えばワンツーはそれ自体が 2 拍で、パンチをするわけだから体の位置は「前、前」となる。そうすると 3 拍目が「後ろ」になり、パターンがひっくり返ってしまう。
トレーナーの動きを見ると、ワンツーの次は「後ろ、後ろ」とステップすることで、次の小節の 1 拍目で「前」に戻れるようにしていることがわかる。最初はこの動きに合わせてみたのだけど、なかなか不自然さが拭えない。
トレーナーに合わせなくてもいい
そもそもこのトレーナーの動きは、「前後」しかテンプレートがない中で都合を付けているからこうなったのだろう。「後ろ、後ろ」をくそ真面目にやる必要はない。例えば 3 拍目は前ともうしろともつかない中央当たりの場所で軽くステップを踏み、4 拍目は「後ろ」にするとか。あるいは 3 〜 4 拍目の両方とも中央でステップしてもいいかもしれない。
そう考えるようになったらずっと自然に動けるようになった。